cafe time sucre

カフェ・タイム・シュクレは、シュクレの杉浦今日子が、日々の出来事や刺繍のこと、
フランスのこと、もの作りのことなどをつらつらと書き綴る日記です。
コーヒーやお茶を片手に、ひと休みという時間のお供にどうぞ。


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2009.1.23
好きな人。
 フランスの女優さんでカトーリーヌ・フロという人がいます。特別美人さんという訳でもなく、ちょっと下ぶくれな愛嬌のある顔で、どちらかといえばかわいい奥さんといった感じの方です。フランスの女優さんというと、とにかく胸が大きくてフェロモンばりばりに出しまくってるイメージですが、そういう感じは全くない。わりと一般庶民に近いイメージ。で、この人が結構好きなのです。
 最初見たのは『女はみんな生きている』という映画。この中で彼女は主婦の役なのですが、フツーの主婦が謎の娼婦と出会って、ツーカイな復讐劇を繰り広げる・・というお話し。レンタルで見て、とても気に入ってDVD購入にいたり、なんども見た作品です。作品のテンポがとてもよく、どの場面から見ても入り込めてしまえる不思議な映画。
 2008年3月に公開された『地上5センチの恋心』でも同じく平凡な主婦の役。この映画の中の彼女はとても可愛らしい。衣裳もとても可愛くて、普段着の大人のかわいいファッションが参考になります。
 実はわたしはあまり俳優さんや女優さんで『この人の出てる映画は全部みたい!!』と思うほど好きな人がいなくて、映画はその都度その都度面白そうだなと思ったものを見るタイプ。なもので、見たことのある人が出ていても、気づかないんですよね。
 先日見た『ダージリン急行』。三男役の彼がマリーアントワネットでルイ16世だったとは全く気づかず、この映画の前に流れるショートフィルムのなかの女性がナタリー・ポートマンであることにすら気づきませんでした。

 まあ、私がぼーっと見てるというのもありますが、俳優さん、女優さんの役作りやヘア・メイクのすごさもありますよね。女性は特に髪型や化粧が違うと別人に早変わり。しゃべり方や仕草が違ったら、全く分からなくても仕方ないってほど変わります。どんな服を着ても、どんな役をやってもすぐに見破られる強烈に個性的な顔立ちの人(オードレイ・トゥトゥとか、スカーレット・ヨハンソンとか)もいますが、その作品毎にカメレオンのようにイメージを変えられるというのは、演技をする人の強みなのかもしれないですね。ちなみに、わたしはぼーっとした顔立ちなので、印象薄いです。


写真はパリのサロン・デュ・ショコラに並ぶ人々。見本市会場で行われて、ものすごく広い会場にものすごく沢山の人が訪れます。ちなみに、伊勢丹で開催中のは1月26日まで。
さて、さて、うちの夫は『奥さんどんな人?』と聞かれたときに、こう答えるそうです。
『荒俣宏が大好きで(これはホント。)、プリンスが世界で一番かっこいいと思っていて(これも本当。)、小学生の時に将来はさだまさしと結婚すると決めていた(実はこれも事実)うちの奥さんが結果選んだのが僕です。』
夫はこういう人に選ばれたのは微妙だ・・・と言っていました。

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2009.1.15
今年もよろしくお願いします。
 明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
 さて、2009年の幕が開けまして、今日は増上寺に行って参りました。年に3度の『黒本尊阿弥陀如来』さまのご開帳の日だったのもですから。ご開帳の日は、法要ムード満載で、黒本尊さまに会いに来る人々で賑わいます。とはいっても、祭りとは違うので出店がでたりとかはないですよ。お間違いなく。綿菓子もお好み焼きもありません。
 わたしは午前中の法要が始まる前のまだ人がわさわさしていない時間に行き、ゆっくりじっくり黒本尊さまを拝んで参りました。はれの日はいつもは白い蝋燭が、赤い蝋燭に変わります。長い歴史を歩んできた阿弥陀如来像に対する、人々の敬意が静かに表されている感じです。
 徳川家康が『戦勝』を祈願したこの黒本尊さま。古くは源氏、平氏の時代から歴史に登場し、かの源義経も手にしたとされ、そのお姿には小振りながらしっかりとした存在感があります。
 以前にもコラムの中で書きましたが、私はスタチュー好きで、西洋に行くと街中の広場や公園や、建物に埋め込まれた彫刻を見ることが楽しみの1つなのですが、日本でスタチューといえばやはり仏像です。どうしてこんなに惹かれるのかは、自分でもよくわからないのですが、仏像が訳もなくひじょーに見たくなる時があります。

 先日、『芸術新潮』という雑誌で天才仏師『運慶』さんの特集が組まれていたので迷わず買ったのですが、運慶さんは私の中でちょっとしたヒーローです。『この仏像いいな・・』と思って作者を調べると、運慶さんか、運慶さん一門の方が作ったものだったりして、無意識に自分がいいと思う仏像を彫ったのが運慶さん&運慶さんの仲間たちというところに、ちょっとした運命を感じてしまったりするのです。きっと私に通じる魂の込め方をしているのでしょう。ご縁だと思って、こういう気持ちは大切にしようと思います。

写真は増上寺の本堂と、青空にそびえ立つ東京タワーです。この本堂と東京タワーのセットが、ひじょうに東京な雰囲気をかもし出してるといつも感じます。さてさて、黒本尊さまがいらっしゃるのは、こちらの本堂ではなく、おとなりの安国殿です。年3回、1月15日、5月15日、9月15日にご開帳となります。

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