cafe time sucre

カフェ・タイム・シュクレは、シュクレの杉浦今日子が、日々の出来事や刺繍のこと、
フランスのこと、もの作りのことなどをつらつらと書き綴る日記です。
コーヒーやお茶を片手に、ひと休みという時間のお供にどうぞ。


最新のコラムへ >>
2008.12.31
今年もありがとうございました。
 2008年最後の日です。
 昨日の夜、『あれ?明日もう紅白??』と気づき、はっとしました。うっかりするにも程がありますね。
 2008年子年も終わりか・・・ということで、今年の総決算を自分なりにしてみようと思い、2008年に見た舞台、映画、展覧会、本など、印象に残ったものを振り返ってみました。

 なんといっても、舞台で印象的だったのは今年のはじめの頃に見た、バレエダンサーの首藤さんとパントマイムの小野寺さんの、ベニサン・ピットでの『空白に落ちた男』。衝撃の舞台でした。演出、舞台美術、舞台でのマイムやダンス、パフォーマンス。全てがツボにはまりました。出演者のみなさんの、『今まで見たことのない身体の動き』がとても印象的だった舞台。感動でした。本当に、心の底から楽しめた作品で、再演になったら絶対また見たい舞台です。
 あとはモーリス・ベジャール・バレエ団の公演。以前このコラムでも紹介した舞台も今年のベスト。感動で涙が止まらなかった作品です。(ちなみに、泣いてたのはわたしだけ。特に泣かせる内容の作品ではないです。念のため。)

 展覧会は、前年の末から今年の初めに江戸東京博物館でやっていた『北斎展』がダントツでしたね。北斎好きにはたまらない展覧会でした。私が北斎を追いかけるきっかけとなった、パリの国立図書館とオランダのライデン国立民族博物館が所蔵している一連の作品群が一気にお里帰りをした今までにない北斎展で、正直恋する小娘のように胸をどきどきさせながらこれらの作品群と対面しました。ほんとに、初恋の人に会うような心境でした。一生に一度でも、この作品達を全て一気に見ることができる機会を得られるなんて思っていなかったので、ほんとに江戸東京博物館さん、ありがとぉ〜という感謝の気持ちでいっぱいになりました。

 今年出会った本で、大好きになったのは『会田雄次』先生と『福岡伸一』先生。会田先生は、ルネサンス期の歴史を研究され、自身が経験された第2次世界大戦後の捕虜時代を描いた『アーロン収容所』という著書が有名な歴史学者です。この方の視点はとにかく面白い。文章も面白いし、なるほど、なるほどと、うなずきながらつい読み進んでしまう。『日本人』について沢山本を書かれていますが、我々の考え方や決断のルーツがここからきているのかとよく分かります。もちろん個人差はあるけれど、ものの考え方というのはやはりその土地の環境や風土にかなり影響を受けて固まってくるものなのだと納得してしまいます。
 『福岡伸一』先生は、今ベストセラーになっている『生物と無生物のあいだ』という本を書いた分子生物学の先生です。この方も面白い。分子生物学というその筋にはなんの接点もない一般人をも虜にしてしまう、文化的科学者です。最新刊の『できそこないの男たち』も面白かったし、日経新聞の夕刊に毎週書かれているコラムも興味深い。『分子生物学』なんて、そもそも何の学問かもよく分からない人々に、分かりやすく説明をしてくれて、しかも興味を持たせてくれます。今後も楽しみです。

 と、2008年を思い起こしてみましたが、映画があまり思い出せないんですよね。なぜか。結構見たと思うんですけど。映画はまた来年に期待・・・というところで。

 そして、やはり2008年サイコーだった展示会は『シュクレ・プリュス』ですね。大勢人数での展示会は始めてだったのですが、大いに頭と身体を使いました。参加者ひとりひとりが頑張ったお陰で、とてもいいものが出来上がりました。最初が『A+』だったおかげで、次にもしやるとしたら今度は『A++』を目指すことになりますね。目標が高いことはいいことです。来年はまた5月に展示会を予定しています。今度はまた趣向が違います。新しい刺繍の形を、みなさまにご覧いただけたらと思います。来年もどうぞご贔屓に。2009年もよろしくお願い致します。

写真はルーアンの街角の植物。来年も実がなりますようにという願いを込めて。

こちらはブログです。↓↓クラスのみなさんの作品を紹介しています。
http://web.mac.com/sucreweb/  
2008.12.21
今日はルーアン。
 最近は、ラジオをつけると《クリスマスソング》一色。正直、「もういいよ〜」という感じです。  ちなみに、わたしはクリスマスソングの中では『little drummer boy』が好きです。ドラマ『ホワイト・ハウス』の影響。シーズン1の忘れられない感動シーンで使われていた曲で、何度見てもうるうるしてしまいます。  さて、今日はルーアンの写真です。












 右はルーアンの大聖堂。モネがこの美しい大聖堂を、何枚も絵に描いています。どの位置から見ても美しい。尖塔が高く、街の遠くからも見えます。
 もう一枚は、ジャンヌ・ダルク教会のジャンヌ・ダルク像。美しい像です。菊の花で囲まれて、清らかな空気に満ちています。キリスト教圏で、菊の花は霊前や墓所への花だそうです。仏教国でもそうですね。11月にフランスに行くと、教会の前の花壇や教会の中にも菊の花が沢山あります。日本の菊とは色合いや花びらの付き方もちょっと違うのですが、葉を見て匂いをかぐと確かに菊です。洋の東西を問わず、霊前には菊の花。なんだか菊の花がなにか神秘の力を持っているのかもと思ってしまいます。




こちらはブログです。↓↓クラスのみなさんの作品を紹介しています。こちらもあまり更新されてませんねぇ・・。師走ということで、お許しを・・。
http://web.mac.com/sucreweb/  
2008.12.18
師走です。
 もう12月も半ばを過ぎて後半です。なんで年の瀬って忙しくなるんでしょうね。12月に入ってから、とにかくどたばたしていて、こちらのコラムもご無沙汰してしまいました。  東京はそれほど寒くもなく、暖かすぎるというほどでもなく、調度いい冬ですね。  わたしはお客様がいらっしゃらない日は、もこもこの必殺上着を着て、レッグウォーマーなんかもしつつ、なるべく暖房控えめで寒さをしのいでいます。




 今日はパリの写真を2枚。先日のコラムでご紹介したケ・ブランリー美術館からみたぴかぴかのエッフェル塔と、モンマルトルの生地や街に行ったときにいつも行くカフェ。エッフェル塔の青い光と、空の青が美しいですね。雨上がりの日でした。ちょっと写真がぼけてますが、雨上がりのまだ空気の中に水蒸気が含まれてる感じがでてていいかな??





こちらはブログです。↓↓クラスのみなさんの作品を紹介しています。こちらもあまり更新されてませんねぇ・・。師走ということで、お許しを・・。
http://web.mac.com/sucreweb/