cafe time sucre

カフェ・タイム・シュクレは、シュクレの杉浦今日子が、日々の出来事や刺繍のこと、
フランスのこと、もの作りのことなどをつらつらと書き綴る日記です。
コーヒーやお茶を片手に、ひと休みという時間のお供にどうぞ。


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2008.9.22
語源
 先日、メルマガにスタンプワークのことを書きました。スタンプワーク、中に詰め物をしたりとかして、立体に仕立てる刺繍です。詰め物とはいっても色々で、綿を入れたり、糸で下縫いしたり、スチロールボールを使ったり、フエルトを縫い込んだり、とにかく多種多様。17世紀、18世紀にイギリスの婦女子の間で大流行して、みんながこぞって中に詰め物をした刺繍をしたらしいのですが、このころの呼び名は『レイズドエンブロイダリー(raised embroidery)』でした。レイズドは(模様が)浮き出しのとか、(布地が)起毛のとかいう意味です。ぽっこりふわふわとした立体感。。。というところでしょうか。
 それが19世紀に入って、『スタンプワーク(stump work)』という呼び名に変わってきます。なんで『スタンプ(stump=木片)』なのか。なぜこの呼び名になったのか、はっきりとした理由は分からないそうなのですが、恐らく『木片を詰め物として、その上に刺繍をしたから』というのが一番有力な憶測らしいです。もうひとつは、『かつてはシルクや麻の生地の上に、図案をスタンプしていた。そのスタンプと音が一緒であることから』という理由。まあ、どちらでもいいですが、レイズドエンブロイダリーの方がそのままずばりで分かりやすいのに・・・と、ちょっと感じてしまいます。
 『名前』というのは、いきなり流行で変わったりして、それ以前の名前を使うとやけに古くさく感じてしまう・・・というところがありますね。ここ数年で一番『えっ?』って感じだったが『レギンス』。『スパッツ』とどう違うわけ??と、ついつい思ってしまうわけです。『シャギー』とか『レイヤー』とかも一瞬『??』。それは『梳く』っていうのと違うんでしょうか??こんなことばっかり書いてるとやけに自分が年寄りじみて感じてしまいますねぇ・・・・・・。
 さてさて、言葉の語源と言えば、中学生の時に社会科の先生から聞いて忘れられない話があります。担任でもなんでもなく、ただ週に数時間しか教わらない社会の先生だったのだけれど、この先生の話してくれたことは妙に心に残っていて、数十年たった今も忘れてないことがいくつかあり、その中のひとつ。『たわけ』という言葉の語源について。『たわけ者』のたわけです。『馬鹿者』のような意味ですが、昔農業がほとんどの人々の生活の糧であった頃のはなし。一族の父親が亡くなって、相続をするときに兄弟が仲違いをしてしまい、一家の田んぼを分けてしまった。一族の土地を、兄弟のけんかのお陰で分割してしまうなんて、そんなくだらないことはない。そんな馬鹿者のことを『たわけ(田分け)』と呼ぶようになったそうです。多分歴史の時間に話してくれたことだったのですが、その先生の授業は面白くて、いつも真面目に聞いてました。
卒業式の日に、ノートに先生のサインを頼んだら、名前と一緒に『感動と優しさとを』と書いてくれました。シンプルだけど心に残る言葉です。中学女子なんて、いつもスカートの下にジャージはいて、髪も短くて、言動も粗雑で女の子らしさのかけらもなかったのに、こんな風に『女性』に向けた言葉を書いてくださったということが何より感動でした。いつも感動と優しさを忘れずにいられたらいいですね。

写真は、刺繍クラスの新しいカリキュラム、『スタンプワークのティッシュケース』。フランスのインテリアファブリックに少々盛り上がりのある刺繍をして、ポケットティッシュケースに仕上げます。ニードルポイントレースの技法も少し入れて。ちなみにこちらは2回講座での開講予定はありません。。


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2008.9.12
血液型・・・
 最近、血液型の本が流行っていますね。『○型自分の説明書』ってやつです。この本、クラスに来ている生徒さんから聞いて知りました。先日本屋さんに行ったときに、ワゴンに平積みされていたのを、ちょっと立ち読みしてみました。わたしは『O型自分の説明書』。正直、かなり思い当たる節があり、ワゴンの前でけらけら笑いながら読ませてもらいました。私は典型的なO型なんだな・・・と、再確認。一緒にいた主人はどうやら『典型B』ではなかったようで、う〜んどうだろう??な部分も多かった様子。
 私は特に占いに興味があるとかっていう人ではありません。雑誌の星占いもほとんど見なし、(ていうか、雑誌自体をあまりみないし・・・)血液型の本とかも読まないし。
 でも、刺繍クラスで『刺繍』という細かい作業をする人々をみてると、なんとなく『この人はもしかして○型?』と思うことが多々あって、聞くと大抵は間違っていない・・・ということになります。これは結構面白いです。血液型は関係ない・・なんてことも言われますが、でもやっぱり『傾向』としてはあるような気がします。
 うちは私がO型で主人がB型というカップルなのですが、友人のところもOとBのカップルで、友人曰く『BとOが合うんじゃなくて、Bの面倒をみられるのはOしかいないんだよ』(友人がOの方)ですって。なんとなく納得。
 でも別の友人はA型なんだけど、彼氏はB型。『イライラしたりしない?』と聞くと、(きちんとしたA型の人には、B型の自由奔放さがカンに触ったりしないのかな・・・とふと思ったのです。)『なんとなく昔からB型に憧れてた』と彼女。実は彼女の家族はA、B、AB、Oが一つ屋根の下に混在する一家。お父さん、O。お母さん、AB。お兄さんと彼女,A。弟、B。みたいな。うちみたいに全員O型でのほほんと暮らしてきた家族とはだいぶ違う環境のようです。そんな中、彼女はB型の弟が自由奔放にふるまうのをみて、『いいな』とちょっと思ってたらしいです。だから、B型の彼からは学ぶことも多いらしい。なるほど。
 刺繍クラスを始めてから、なんとなく血液型が気になることが多くて、ことある毎に血液型を人に尋ねるようになったら、結構みんな色んな逸話を持ってるんですよね。中にはかなりびっくりな話もあったりして。なんだかんだいっても、気にしてる人は多いみたいです。ちなみに、わたしの廻りには圧倒的にB型の人が多いです。

写真は、島根の足立美術館の日本庭園。形良く切りそろえられた木々が整然と並び、見目麗しいお庭を構成しています。日本人の細やかな心遣いと共にあるこの庭園は、一見の価値有りの素晴らしさです。血液型に例えたらA型のお庭。ずぼらで大雑把の(名誉のため言い換えてみると、おおらかってことです。)O型には作れないですね。このお庭は。O型はどちらかと言えば、日本庭園というよりはイングリッシュガーデンかな・・・。まあ、私にはそもそも植物を育てるという才能がないので、隣の家のお庭を眺めるのが関の山ですが・・・。
A型にはちょっと憧れるというか、尊敬しちゃうところがあるんですよね。もちろん、全部が全部じゃないけど。わたしの廻りのA型をみると、いつもすごいなぁ・・・と感心させられます。

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